通翻ジャーナル、夢と現実

少し前に「メディカル翻訳・通訳 完全ガイドブック」が2年ぶりに出たので社内で回し読み。

「業界は安定」
「今後も安定」
「翻訳者は不足」

書かれていることは昔から同じですね。
私は大学時代から翻訳に興味があり、この手の本(通翻ジャーナルとか特に)をずっと愛読してたんです。
そして「需要がある!」というような文言を目にするたびに、ただ安心して
社会人デビュー時は「結婚してから」、結婚後は「出産して育休中に」、
出産後は「子育てが落ち着いてから」翻訳者を目指して勉強しよう、
と努力を先延ばしにしてきたのでした。

そして翻訳会社に転職し、医薬翻訳のコーディネーターを担当するようになって見た現実。

翻訳者は切実に足りない。
でも求める人材は、自分の想像を遥かに超えたレベルでした。

登録翻訳者の殆どが医学部・薬学部を始め理系出身者で、
海外の大学を出た人、海外勤務が長い人も当たり前にいるのです。

皆、知識も経験も豊富にあって、英語もできる。
それが当たり前なのです。

更に想像以上にクライアントからのクレームが発生することにも驚きました。
超ベテラン翻訳者であっても、です。

…って数日前にここまで下書きをしていたら、「特許翻訳者が不足している≠自分が特許翻訳者になれる」という昨日の管理人さんのブログがドンピシャリで、激しく納得しました。笑
当たり前だけれど、特許翻訳の世界も同じですよね。

ただ日々思うことは、レバレッジ翻訳講座の学習者は毎日のビデオを通じて、
AI時代に生き残る翻訳者になるために、さらに翻訳デビュー後は次のステージに進むために、
何が必要なのか教わることができます。
書く力、読む力、聞く力、論理的思考力、ブログ・アフィリのすすめ、ツールのこと、などなど。
特許翻訳の学習法も教わった上で、です。

ずっと同じやり方を通すのではなく、
時代に合わせて自分を変化/進化させて生き残る力を身に着けることができる
のです。

うちの医薬の登録翻訳者に限って言えば、Tradosをあまり保有していません。
翻訳者のランクが上がるほど保有率が低くなります。
「今後導入予定はあるか?」というアンケートでも、非保有者の殆どが「ノー」でした。
持っていたら訳語のブレがなくなるのに、という人も。

進化を求めないベテラン翻訳者
必死で勉強して、ちゃんと時代に合ったニーズを知り、進化し続ける文系翻訳者

壁は相当高いけれど、絶望的になる必要はなく、ベテランに追い付くことができるはず…よね!?
講座で言われたことをちゃんとやっていれば。

よし、頑張ろう。