通翻ジャーナル、夢と現実②翻訳者になることは、老後の夢である

「絶対にミスをしない人の脳の習慣」

先日、「インプット大全」「アウトプット大全」でも有名な精神科医・樺沢紫苑さんの「絶対にミスをしない人の脳の習慣」という本を購入しました。

まだ読み始めたばかりなのですが、この本ではミスの原因として

・集中力の低下
・記憶を一時的に保存する、脳の「ワーキングメモリ」の機能低下
・脳疲労
・加齢による脳の老化

以上を挙げており、これらが起こりうる原因や、問題を解決する方法が脳科学的な視点で書かれています。

いまミスが多くて悩んでいるわけではありません。
しかし、毎日職場で覚えることがいっぱいで頭がパンク寸前のため、 脳のワーキングメモリを増やしたい、と思ったんです。

さらに、年々忘れっぽくなっていたり、思い込みが激しくなっているかも?と感じる時が多々あり、「若い脳」にするためできることを実践してみたいと思っています。

歳を取ってから翻訳者目指すということ

さてさて。
以前「通翻ジャーナル、夢と現実」という記事で、若かりし頃の私は「通翻ジャーナル」を読み「翻訳者が不足」と書かれていると、「=自分もなれる」と夢見ていた、という話を書きました。

さらにもうひとつ、夢子っていたこと。

この手の雑誌には「翻訳者になるには年齢は関係ない」とよく書いてありますよね。
たまに、定年退職後に翻訳者に転身した人の記事を載せたり。

かつての私もこの記事が目に止まると、「いつからでも始められる」と書いてあるので、 「いつか翻訳者になりたい、今は叶わなくても老後には」と思っていました。

確かにそうなんです。
翻訳者になるのに、年齢は関係ないかと思います。

でも、翻訳者になりたいと強い志を持っている人全員が、歳を取ってからでもデビューして、なおかつ活躍できるとは限りません。
実力があったとしても。

確率的にはものすごく低いのではないのでしょうか。

増える中高年翻訳者の応募について書かれた記事

この記事を書こうと思ったきっかけとして、下記インタビュー記事を見つけました。

「何歳からでもスタートできる!通訳・翻訳ワーク 増える高年層に求めるもの 採用側のホンネ」

以下、一部抜粋させていただきました。

―第一線で活躍する人の年齢層は?

日英なら40代、英日なら40代~50代です。60代半ばを境にやはり処理量が減っ
ていく気がします。それは能力というよりも体力的に厳しくなって仕事を選ぶよ
うになり、少しずつフェードアウトする方が多いですね。

―50 代以上の応募者は?

新規の登録翻訳者で多いのは30代から40代です。正直に申し上げると、50代以
上の応募は非常に多いけれど合格率は低いのが実情です。

―仕事をしたいと望む 50 代以降の人にアドバイスを

若い人は経験を積もうという意識が高いですが、年齢を重ねるとやはり経験や
立場やプライドが邪魔するものです。翻訳会社からのお願いとしては、「輝かし
い経験を持っているから翻訳ぐらいはできる」と思わずに、謙虚な気持ちで取り
組んでいただきたいですね。

なぜ50代以上の応募者の合格率が低いのか?については、この後の「ホンネトーク」で 書かれています。
「謙虚な気持ちで」という言葉には、指示を守ってほしい、フィードバックを素直に受け入れてほしい、という思いが込められている気が。

更に比較的年齢層の高い分野として、特許翻訳がおすすめされていますが、あくまでも「納期が長い=体力的に無理がない」という意味で、「文系の翻訳未経験者」が気軽には参入できません!(レバレッジ講座をみても明らか)

実力があっても、体力が、不測の事態が、、

翻訳コーディネーター時代に、「親の介護で」と休業された40代半ば~50代の方は結構いました。
50代の翻訳者で「最近歳のせいか、このボリュームしんどいです…」と断られたこともありました。

さらに、Tradosなど翻訳支援ツールの導入には、ベテランの方ほど消極的でした。

自身の健康問題、親の介護問題、そしてプライドの問題、、
年齢が上がるにつれお願いしにくい状況になる可能性は高く、そう考えると若者のほうが良いのかも知れません。

私の元勤務先で、「60代」で「活躍」している翻訳者っていったい何人いたのだろうかと考えてみました。
講座では「上位0.5%の翻訳者を目指そう」と言わていますが、0.5%どころじゃなかったかも(つまり、ほとんどいなかった)。

まぁ、もっと大手翻訳会社だと違うのかも知れませんが。

若くてやわらかい脳で、謙虚で。

30代後半の自分は、翻訳者を目指すには「早くもないけど、遅くもない」年齢になると思います。

しかし、体力は子どもができてから特に低下し、自分に、子どもに「不測の事態」なんてしょっ中あります。
頭の回転は、20代の頃より間違いなく悪いですし、前述の通り思い込みが激しく怒りっぽくなった気がします。

「不測の事態」はどうしようもない。

せめて、新しいものを取り入れることに抵抗を感じないように、脳は常に若く、柔らかくありたいです。
(大前提として、健康を保つことも大切!!)
「これだからプライドの高い、お花畑スキップ翻訳者は」と言われないよう、自分の考えに固執せず、ちゃんと人の話を聞けるようにしたい。。

講座で言われている通り、今の時代の翻訳者は、専門知識の習熟度はもちろんのこと、様々なツールを使いこなして処理速度を上げて、質の高いものを納品する力が必要ですから、古い頭では時代に追いつけません。

退職金をちゃんともらって、老後のお小遣い稼ぎに翻訳者を目指される方もいるかと思います。
それもOKだと思います。
しかし、MT翻訳 の精度も上がり、翻訳者のレベルも上がっている今  「老後に未経験でお小遣い稼ぎの参入」は難しいかも知れません。

だったら、これも管理人さんの仰っているとおりですが、早い段階で翻訳業に参入して、若いうちに資産を作って運用して、老後は不労所得で悠々自適に生活する方が良いのかな。。

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