翻訳会社からの指示がよくわからない時

翻訳会社から依頼があった時、指示がよくわからなかったり、肝心な案内が抜けていたりすることはありませんか?

特にチェックの依頼時。

翻訳はゴールが「翻訳すること」ですが、チェック作業は単に「翻訳のチェック」がゴールではなく、「スタイルガイドに合わせてね」「用語集と合っているかみてね」「レイアウト整えてね」などなど、指示が多くなりがちで「依頼内容の詳細や作業方法がよくわからん」ということがあるかと思います。

「わからなかったら、時間をかけて考えるより聞いてね」

とこの記事でお伝えしたいのですが、質問する時にドキドキする人もいるかも知れないので、依頼時の舞台裏を書いてみたいと思います。

依頼される側で体験したこと

先日、産業翻訳のチェック依頼が来た時のこと。

作業方法がよくわからず、参考資料も丸投げな印象だったためメールで担当者に質問。

返事がなかなか来なかったため、思い切って電話したところ
「すみません、私もよくわからなくて…。クライアント(海外)に聞こうと思うのですが、時差の関係で1日待ってもらえますか?
と言われて想定作業日数が2日のところ、返事待ちで1日飛ぶということがありました。

担当者が案件内容をよくわかっておらず、参考資料も含めて右から左へ横流ししてしまう、ということはよくあるパターンです。
(それでも確認に1日かかるとか想定外でしたけど。)

じゃあなぜそんなことが起こるのかみていきましょう。

「指示が不明瞭」「案内抜けてるんじゃない?」と思ったら

新人翻訳者・チェッカーであれば、「翻訳業界では常識だから敢えて書いていないんじゃないか?」と気を使う人もいるかも知れませんが、「空気読め」ではない場合が多いです。

じゃあ何が原因か?

・担当者が忙しくて気が回らなかった
・担当者が新人だから

主に上記のどちらかだと思います。
あとは繁忙期関係なく担当者がうっかり者とか(前職での私)。

翻訳会社ってどこも人の入れ替わりが激しいと思います。
なので新人の割合って結構高いのです。

私の元勤務先でも、ど新人から「翻訳もできちゃうんじゃないの?」というレベルのコーディネーターまでいましたが、入社1年未満の新人のほうが多かったです。

なのでよくわからずに依頼しちゃう→翻訳者やチェッカーからクレームがくる、というのが本当に多かった。

あとベテランはベテランで仕事量も多く、これまた案内時に気が回らず不親切になっちゃっている印象でした。

ちなみに私がやらかしたこと

幸いクレームに発展したことはないですが、打診時によく抜けてしまっていた案内を書きますね。

  • 使用用途(成果物が何に使われるのか。社内参考用?発表用?マニュアル?申請用?など)
  • 翻訳・チェックの具体的な範囲
  • 参考資料は「絶対」なのか、それとも訳出に困ったときの「参考」なのか
  • レイアウトについて
  • その他のクライアントからの指示

こんな感じでしょうか。

特に「参考資料」に対しては沢山もらった場合、よくわからないので何も触れずに渡してしまうコーディネーターはとても多いと思います。

元勤務先ではそれがクレームになったため、どこまで目を通すべきか具体的に指示するようになりましたけれど。

上記に関しては基本的に必須案内ですので、迷ったらすぐに聞いたほうがいいかもしれません。

「結構みんな抜けてるんだな」と思ってもらって、翻訳会社へ質問しやすくなればいいなと思います(笑)