生物基礎の学習
最近物理や自動車関連の学習が中心だったため、久しぶりの生物。
生物基礎は以前の記事にも書きましたが、「田部の生物基礎をはじめからていねいに」
を使用しています。

この本はとてもイラストがきれいでわかりやすく、
得意分野をバイオやメディカル方面で考えていて「高校生物の知識が怪しい」
という人にはお勧めです。
「言って!」「説明して!」
この本のおすすめどころのもう一つは、各章最後の練習問題です。
「言って!」「説明して!」という問題が多く、答えはありません。
参照ページは書いてあるけど、どんぴしゃりで書いているわけではないので、
わからなければ該当箇所を読んで、自分の言葉でまとめることが求められています。
本を読みながらマーカー引いて、「ふんふん」とわかっていないのに
わかった気になっていることもありがちのため、こういう練習問題はとても有難いです。

この本を終わらせるのにどのくらいかかるのか?(途中なので予想)
岡野と物理で手一杯の状態で、早く済ませて対訳学習に入りたいと思っていました。
この状態で生物本を一冊足す、というのは負荷がかかるかと思いましたが、
下記目次を見ていただけるとわかるように、4部構成のうち半分近くは「岡野の化学」の復習です。
◆目次
第1部:生物の特徴
・00:多様性と共通性
・01:細胞の構造と種類
・02:代謝とエネルギー
・03:顕微鏡
第2部:遺伝子とその働き
・04:遺伝情報とDNA
・05:遺伝情報の複製と分配
・06:遺伝情報の発現
第3部:生物の体内環境の維持
・07:体液と体内環境
・08:体内環境の調節
・09:免疫
第4部:生物の多様性と生態系
・10:植生と遷移
・11:気候とバイオーム
・12:生態系とその保全
私は今第3部の途中ですが、第2部までに費やした時間はトータル20時間強。
1部と2部に関しては、4日間がっつり時間をとれば終わらせることができるかと思います。
(「岡野の化学」の有機化学終了が前提で)
第3部は未学習なので1週間程度はかかると見込んでいて
第4部は今のところざっと読みだけにする予定。
「岡野」を済ませて「ストライヤー」や「レーニンジャー」の生化学に進む道もありますが、
遺伝子や免疫関連は内容が複雑ですし、人体のしくみや働きについてもはじめはわかりやすいもので理解したい、
明細読む前に基礎の基礎はおさえておきたい、
と考えました。


遺伝情報の発現
先日勉強した、遺伝子のところのメモ。

「核の中にすべての遺伝情報が入っている」
というのは今では周知の事実であるが、どうやってわかったのか?
<ガードンの核移植実験>

この実験でわかったこと
- 細胞の性質を決めるのは、核である
- 一度分化した細胞(小腸の細胞)でも初期化する
そしてクローン羊・ドリーの誕生により、哺乳類の細胞でも初期化できることが証明されました。

ここからざっくりですが、ES細胞→iPS細胞につながります。
ガードンさんと山中先生は同じ年にノーベル賞を取ったんですね!
再生医療の歴史も追うことができてとても面白かったです。
元受講生のtanakaさんがおすすめされていた本も購入。
すき間時間に読みたいと思います。

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